想いの庭とは
かつて新潟にあった劇団青い薔薇(1973-79)と劇団由(1980-2000)の
戯曲を活字化し、広く公開するプロジェクト。
「庭って人の力を感じるんだよね。」と誰かが言った。
確かに自然と庭は似ているが人工が入るか否かだ。
つまり、庭とは人の力を感じるマストアイテムなのだ。
そして、"秘密の花園"や"不思議の国のアリス"の庭園の様に
楽しいイマジネーションの入口でも在る。
想いが集結するコノ"想いの庭"
楽しい?秘密の国?へのご案内システムとして、
皆様が一人のガーデンマンとしてご協力と終結を願っています。
江口MOMOYO メモ書き
ココに至った理由
去年12月に弟が逝ってしまい、親・兄弟・身内というか親族が誰も居なく成った。身無し児のばあさんが出来上がった。私も弟も結婚もせずに子も居ない。
そして、コノ2月には私70歳になったコトに気づく。
2月15日誕生日、誰も祝う者も居ない。アハハ。自分の撒いた種なの。ソレは知っている。
2月17日羽生くんがSEIMEIで金メダルを取った。ケガからたった2週間半での奇跡。まっこと美しかった。
そして、ソコから1週間。夜中の3時、自分の戯曲たちがキラキラしているのが見えた。ハハーン!
今のコノ世の中に提出する必要があるのではないのか。今の子供や大人たちに読ませ、上演させる必要があるのではないか。ソウ想った。
とにかく、戯曲を捜して、文字化から始めよう。
全ての縁を切っていた私めが、TELを始めた。
人との交流を一切断っていた恐ろしい程の義理を欠いた人間が動き出した。
もう、私のコトなど知らない高校生、大学生、社会人の演劇者に、こんな戯曲も有りますよー。と著作権フリーで出す予定。ダメダメ人間にどうぞ、ご協力ください。
2018年4月吉日

江口MOMOYO メモ書き2
—この1年10か月を振り返って—
このプロジェクトが始動して早いような、長いような時間が経過した。
想い通りに進んだ所も、進まぬ所も在ったけれど、全ては、皆さんのご厚情と、弟キーコ(江口明彦)が残してくれたモノが在ったお蔭で、成立している。
私の力は、微々たるモノなのに、相変わらず我ままな私は、ソレでも不満を述べている。飛んだトンチキで在る。
コノ作業の為、結果して、何度も台本(劇曲)を読み返すことになって気づいた事が在る。
コノ本たち(劇曲たち)は、ソコに出演者が居たお蔭で、出来、今在るのだと。
"私は座付き作家です。"と言い、出演者に当て書きをして来た。彼等が居たからこその、コノ作品群。
改めて、私の元で出演してくれた人々に感謝する。又、今、作業を協力してくれている人々にも、感謝してもしきれぬ想いで居ます。
最後に、天国へ逝った弟キーコ、江口明彦の名をココに記し、感謝を天国へ伝えます。
2020年1月5日

江口明彦の若かりし頃の写真
江口MOMOYO メモ書き3
また、誕生日が来て、1才年を取った。どうやら、73才に成ったらしい。
劇団由の最終公演「YUME53」は自分の実年令53(才)を入れていて、ソコから、ちょうど20年ということに成る。恐しく年月が経ってしまった。ソノ事実を改めて認識する。
若い人どころか多くの人たちが、江口百世という存在も劇団由、劇団青い薔薇をも知らないだろう。宣伝するにはマイナスでしかないソノ年月。大ファンだった人は生きて居るだろうか、見てくれるだろうか。
2018年の誕生日を機に始まった‘想いの庭プロジェクト’も丸3年に近づいている。
いつも、求められる形では無く、自分で拓いて来た人生。求められぬ“人徳の無さ?” “才能の無さ?”にいつも恐れ、哀しく成るが、又、自家発電して「私は天才」と唱え続けなければ成るまい。
と、同時に“人に役立たない人には絵なんか描かせて役立ててくれる。”という「青空のむこう側」の台詞があり、‘コレかな’とも想う。(ま、私が書いたモノだが)
この作品群が世の人の為に成ると信じて、今日も、想いの庭プロジェクトの仕事に励む。
20年で年を取り、まったくの年寄りで、少し病人でもあるが。
最後にこの3年、ご協力、ご尽力下さって居る方々に感謝、感謝。
2021年2月吉日

『YUME53』 劇団由さよなら公演当時の演出する江口百世
江口MOMOYO メモ書き4
羽生結弦君が競技生活にピリオドを打ち再スタートした。
私をこのプロジェクトに引き出した“SEIMEI”の演技はまっこと美しく別次元のモノ・世界だった。「ありがとう!!」
しかし、私の観たアノ映像は接写が多様され、今観る、ジャンプだけとか遠写だけとかとは違う。あの映像は何処に在るのだろう。皆に観せたい。残念だ。
その魔法が解け始め、私の自信も揺らぐ頃、世界は一変。
コロナ禍、戦争と、世界はすっかり様変わりし、在る意味、別世界での生活を余儀無くされて居る。3.11津波の時も思ったが誰がこんなを世界を想像しただろう。弱者をさらに谷に落とすような困窮が世の中に発生した。
だからこそ、人類は優しさと智恵を持って助け合わねば生きて行けない。私を助ける皆さん本当にありがとう!!
しかしながら、宗教が、人を救うはずの宗教が、その弱者をつくり出す。そしてソノ家庭崩壊を人が許す等、恐しい事だ。
“美しい日本”これが言葉通りであればと思ってしまう。‘金だ!’ ‘数だ!’ と人は権力の為に簡単にソレを捨てる。「エロディアス」でも、大河の「鎌倉殿の13人」でも描かれて居るが、権力者はソノ権力を守る為、兄弟を殺し、裏切りを続ける。
たとえ、甘いと言われようがバカと言われようが、戦争も無く、人殺しも無く、裏切りも無く、災いも少ない、そんな美しい世界に生きたいと願う。
このプロジェクトが弱者を救うと信じ、私は今日も作業する。
2022 夏~秋

江口MOMOYO メモ書き5
また、誕生日が来た。どうやら私は75歳になったらしい。
保険証がでかく2倍の大きさになり、後期高齢者になった。
"想いの庭"の作業も文字化の部分では終盤に近づいた。
皆さんのご厚情、手助け、感謝しかない。
"後3作品"手立てはつくしているが中々、私の手元に届かない。
どうしたものか、悩んで居る。
しかし、書籍化部分では、その1作品を選びきれず、
全作品での売込みに、シフトしようとして居る。
コロナ禍、戦争と、まったくプロモーション活動には不向きな日々が続いたとは言え、
メンタル弱めの私の不徳のいたすところで、大変申し訳ない。
この"想いの庭"の活動も、又、劇団結成も、公演も、
いつもいつも自分発信で進んで居て、もしやして、
誰も望んでは居ないのでは?と自信を失わせるのだ。
私が売り込まぬとも、売り込んでくれる人(仲間)は居るのかとついつい思ってしまう。
素敵な秘書、敏腕マネージャーはいづこに。
そんな夢、ぼやきは置いて。
今、作品が届かぬ中、書き下ろし作品を書きはじめた。
出来上がるかは未知だが、まだ夢は続く。
皆様、もう少しおつきあい下さい。"書籍化。"
こんな風に江口メモを書けて居る私はけっこういい感じ。
2023年3月吉日

「想いの庭」を、始めた頃の江口
江口MOMOYO メモ書き6
ずっと更新出来ずに居た‘江口メモ’ようやく更新です。
入院からホテル→池袋のマンションと、病気の回復の為という名の便利な東京での家賃支払い生活を諦め、とうとうその生活にピリオドを打ち、茨城へと戻りました。
“夜に風が吹く”がダンス作品だった事を考えると、最後の2作品になった「冬の麦わら帽子」が校了となり、ホームページに掲載され、最後に成った「新版ハムレット」も終了が見えた処での引越でした。
ようやく全作品の文字化は一段落です。
皆様、ご協力の皆様、大変ありがとうございました。感謝感謝です。
しかしながら、東京に居る間に、書籍化のプロモーションを出来なかった私奴を自分でも呪い、申し訳なく思い不甲斐なさが、、、。
今は、茨城での生活をスタートさせましたが、引越にあたり色々な事がおこり、笑ってしまう程。大変大変な事が次々と続き、その多くは、私の数字が覚えられないとか、人と関わるのが大変とか、考え出すと足や動かない等々の私の特性によるもので、自業自得とも言えますが、ソコにお助け人の山田三重子嬢や高橋徳治君のねばり強い力が無ければ出来ぬ引越でした。
感謝感謝です。ようやく落ち着こうとして居る日々。
書き下し作品の第一次発表へと足を踏み出そうとして居る処です。
また、ホームページに現段階の投票結果をお目文字し、その1位〜3位は、きっと読者にも読みやすい作品と思われ、その作品も近くに掲載します。どちらもお楽しみに。
2024年12月吉日
